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福田祐次
15歳よりギターを始め大学へ進むも音楽の道を諦めきれず 大学を中退し音楽の専門学校へ。 卒業後バンドやアーティストサポート、デモンストレーター、 レコーディング、講師業など幅広く活動。 音楽業と並行しブログにて音楽関連の記事で ライブドア編集部賞を受賞、 バンドマンや起業家などに向け ビジネスセミナーを開催するなど多角的に活動中。 日本酒と魚料理をこよなく愛する。
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右手を脱力する

「ギターを演奏する上において脱力する事が大事である。」

と、よく教則本やギター練習サイトなどで見かける言葉です。
確かに脱力する事はギターの演奏においてテクニック面、音色の面の双方にメリットがあります。

テクニック面でのメリット

右手に力が入っている状態と力が入っていない状態では後者の方がスピードが速いです。

これは棒切れを持って振る時と同じで、力を入れた状態で棒を振っても肘や手首が固まり腕を速く振る事はできません。
しかし逆に腕全体の力を抜く事により肘、手首の関節がそれぞれの動きをする事によりムチの様にしなり結果として棒を振った際のスイングスピードが上がります。

これをピックに置き換えて話をすればギターの場合は肘はギターのボディにつけて支点にしますがストロークをする際に力が抜けて入れば肘、手首がしなるように動きスイングスピードが上がるので歯切れのよいストロークが可能となります。

例えばBPM 100でストロークのスピードが遅い場合とストロークスピードが速い場合で遅い場合は弦を「カリカリッ」っと引きずる様なサウンドになりますが速い場合は同じテンポでも通過スピードが速い訳ですから6本の弦を「ジャッ!」っと通り抜けていくので音抜け、歯切れの良さが変わってきます。

サウンド面でのメリット

また、脱力の良い点はサウンド面においても良い点があります。

極端な例ですが弦を力一杯ストロークするとギターの音はどうなるでしょうか??

「ギャリッ」という嫌な音が含まれて聴こえると思います。

もちろんアーティキュレーション(音の強弱やテクニックを使用したフレーズの表現の仕方)をつける為にピッキングの強さを変えたりする事はとても大切で必要な事なのですが、度を超えたピッキングの強さはギターの嫌な音まで引き出してしまいます。

脱力したピッキングをするためのコツ

さて、ここまで脱力のメリットをお話ししてきましたがそれでは実際に脱力したピッキングをする為にはどうしたら良いでしょうか?

もちろん「肩の力を抜いて!」とか「リラックスして!」とかそういった事も大事ですがそれではあくまで精神論の話になってしまいますし、実際に「リラックスする事」を本番の為に練習できるわけではありません。

それではどうしたら良いのか?

それは「無意識を意識して練習する」事が大事です。

現在皆さんが無意識でできる事というのは初めは意識をしていないとできない事ばかりであったと思います。

例えば街の中の文字を読むのはどうでしょうか。

この記事を読んでいる方々であれば街中にある看板の文字を読む事は意識しなくても見た瞬間に頭に情報として入ってくることでしょう。
駅の案内板なども目に入った瞬間に「◯◯デパートはこちらに行けばいいのか。」などと文字を読む事自体は考えずに行なっていると思います。

しかし文字を覚えたての子供はどうでしょうか?

「◯◯デパート」と読む事自体にまずは力を使います。彼らは読む事を無意識でできないのです。

よって目的地云々の前に「文字を読む」という事を作業として行うのです。
これを繰り返していくうちに「文字を読む」事は自然に無意識でできるようになっていき考えなくても頭の中で文字が目的地に直結するのです。

話を戻すと脱力したピッキングは初めからできるテクニックではなく右手が脱力している事を普段の練習の中で意識しながら練習を積み重ねていく事が大事です。

力が入っているかどうかを時折チェックしながら無意識でもできるように何度も意識して練習してみましょう。

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福田祐次
15歳よりギターを始め大学へ進むも音楽の道を諦めきれず 大学を中退し音楽の専門学校へ。 卒業後バンドやアーティストサポート、デモンストレーター、 レコーディング、講師業など幅広く活動。 音楽業と並行しブログにて音楽関連の記事で ライブドア編集部賞を受賞、 バンドマンや起業家などに向け ビジネスセミナーを開催するなど多角的に活動中。 日本酒と魚料理をこよなく愛する。