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これからの音楽活動について考えていく『音楽活動2.0』
バンサポ編集長・理沙と副編集長ギタリスト福田祐次による対談シリーズ!
今回は第1回目です。



音源は作って終わりではない!聞いてもらってどうするのか?まで考えよう。

理沙(バンサポ編集長)
音源を作ることに関して『完成品=完成ではない』っていう記事書いていたけど、あれって本当その通りだよね。




福田祐次(ギタリスト)
音源を作ることをゴールにしているバンドってとても多い気がするんだけどそれってチラシできて喜んでるのと同じで、配らなきゃダメでしょって。


福田祐次(ギタリスト)
さらに言うとチラシ配って終わりでもなく、チラシに書いてあるものが商品だよねっていう。

理沙(バンサポ編集長)
そうなんだよね。
音源もチラシも手段であって、目的ではないって事だよね。
でも作ること、配ることが目的になっちゃう。

理沙(バンサポ編集長)
そして現代って聴いてもらう事も手段でしかないよね。
その先を考えないと生き残るのは難しいという。


手段が目的になってしまう。


福田祐次(ギタリスト)
そうそう。結局チラシに載っているものはお買い得品で本当に売りたいものはその先にあるというね。

理沙(バンサポ編集長)
ビジネス用語でいうと、フロント商品とバックエンド商品みたいな考え方だよね。
飲食店でいうランチとディナーみたいなやつ。


福田祐次(ギタリスト)
ランチは結局広告に近いもんね。多くの店ではランチは赤字覚悟みたいだからね。人件費もかかるし。
でも味を知ってもらい、店を知ってもらえば夜も来てみようとなって本当に売りたいものが売れるという。


理沙(バンサポ編集長)
うん、そもそも知らないお店に入ることはなかなか冒険だし、音楽でいうと音源聞いたことないバンド、名前も知らないバンドのライブを見に行くって、よっぽどマニアックな人じゃないとしないよね。

ちなみに、新しいバンド始めたけど、結構考えてやってるんでしょ?

福田祐次、新バンドやるってよ。



福田祐次(ギタリスト)
そうだね。今までバンドをやってきたけど考えが足りなかったなぁと思うので今回はちゃんと物事を考えながらやっていこうと。


理沙(バンサポ編集長)
どんなところが考えが足りないって思うの?


福田祐次(ギタリスト)
結構バンドって周りに流されてしまうよね。ライブハウスの人とかに次の日程急かされたり。


理沙(バンサポ編集長)
確かに。


福田祐次(ギタリスト)
で、やらないとライブハウスに嫌われてしまうと思い、決めてしまうという。


理沙(バンサポ編集長)
あるよね。友達の企画とかも。


ついついYESマンに。。。


福田祐次(ギタリスト)
でもそのライブには意味がないものが多くて。
今回は一つ一つの行動に意味があるようにしたいと思ってる。


理沙(バンサポ編集長)
そこを考えていくのって大切だよね。
なぜ?なぜ?という問いを常に持っていなきゃいけない。


福田祐次(ギタリスト)
でもバンドってそれが中々できない。
一つ一つこなす事に達成感を感じちゃうからかもしれないけど。売れてるバンドはそこら辺をちゃんと考えてる。もしくは考えてる人が近くにいる。


理沙(バンサポ編集長)
作ることが好きな人が多いからね。
大事なことなんだけど、それなら売ることが得意な人が近くにいるといいよね。


福田祐次(ギタリスト)
そうなんだよね。でもそこがまた難しかったりして、ミュージシャンって売り方とかはわからないからマーケッターの意図が読めなくて「なんでこれをやらなきゃいけないの?」って反発しちゃうんだよね。


理沙(バンサポ編集長)
そういう意味でも最低限のマーケティングの感覚はミュージシャン側も必要だよね。


福田祐次(ギタリスト)
うん。必要だしマーケッターが考えている事を理解しようと歩み寄らないとダメだよね。
まぁ要は最初に戻るけど行動の意味を考えなきゃダメだって事なんだけどね。

新しいバンドの音源はどうするの?

理沙(バンサポ編集長)
今回の音源はどういう扱いにしようと思ってるの?


福田祐次(ギタリスト)
作品は良いものに仕上がっているというのは大前提なんだけれど、この音源を使ってインストならではの事ができるなぁという事を考えている。


理沙(バンサポ編集長)
インストならでは?例えば?
知りたい!笑


福田祐次(ギタリスト)
バンドのコンセプトがトリオで変拍子を普遍的なものにしよう!と訴え続けるバンドなんだけど、、笑
(4分の4もやるけど)
リスナーが演奏者側に立ってみるのも面白い音楽ばかりだから譜面とマイナスワントラックをばら撒こうと思っていて、ぜひリスナーで楽器やっている人たちには挑戦してとらいたいと思っているんだよ。


理沙(バンサポ編集長)
ほう?


福田祐次(ギタリスト)
もちろん聴くだけの音源としても良いものだよ!
みんなでこの曲たちで遊んで欲しいなと思って。

ただ変拍子って普通に使えるんだよって演奏者側が言うだけでは説得力ないから実際にみんなに体験してもらおうと思ってる。


自分ごと化する仕組み作り

理沙(バンサポ編集長)
なるほど。
お客さんに参加してもらえる仕掛けを作って行こうって事だね!


福田祐次(ギタリスト)
そういう事だね。自分たちのバンドでもあるけどみんなのバンドでもあるようにしたい。


理沙(バンサポ編集長)
自分ごと化するって超重要なキーワードだよね。

クラウドファンディング とか上手く行っているオンラインサロンはみんなそんな感じだしね。



福田祐次(ギタリスト)
結局はファンだとか自分のバンドに興味を持ってくれている人たちが多く集まらないとバンドってうまくいかないよね。


理沙(バンサポ編集長)
そうそう。バンサポではいつもそこを考えていて、もっとそういう考えが広まれば良いと思っています。


福田祐次(ギタリスト)
これって当たり前の話なんだけど、良い音楽を作ればバンドが大きくなるわけじゃない。
良い曲や良い音楽を提供するのは当たり前の話でその先にどうやってそれを好きになってもらうか?を考えなければならないよね。


理沙(バンサポ編集長)
そうだね。
そういう意味でも音源は作ってからが始まりだからね。


福田祐次(ギタリスト)
なんだかんだでこれらの事をやる為にも音源は作らなきゃ始まらないよね。
CDではなく色々な用途に使うための音源がね。

CDを作る?作らない?

理沙(バンサポ編集長)
あ!音源作って、CDとして形にするのは結局今回どうする事にしたの?


福田祐次(ギタリスト)
メインは配信にしたけどCDで欲しいという人も中にはいるので一応作ったよ。
でもプレスとかに出してって事はしていないよ。


理沙(バンサポ編集長)
それって、ちゃんと自分のお客さんにリサーチしたってことだよね!?


福田祐次(ギタリスト)
うん、何人かからCDで欲しいという声があった。
でもプレスに出す(最低100〜200枚ぐらい)までもないぐらいだったので今回はプレスに頼まなかった。
それだけで8万円ぐらいかかっちゃうからね。


理沙(バンサポ編集長)
資金が潤沢にあるならいいけど、結構大きな額だよね。

やっぱり出てくるCD再生する機械持ってない問題

福田祐次(ギタリスト)
それに色々なシチュエーションを考えてみて欲しいんだけど、僕はギターレッスンもしているんだけど生徒さんが「この曲やりたい」と持ってくる時に10代はもちろん40代50代の方もみんなスマホで聞かせてくる。
ドライブの時もiPhoneつなぐでしょ。
家で音楽を聴く時ももはやCDで聴く行為があまりないでしょ?
僕自身も仕事の音源がCDで送られて来た時ぐらいでコンポを最近起動してない(笑)


理沙(バンサポ編集長)
私のPCにもCDドライブ付いてないから、CDでもらうと本当困る。。。


福田祐次(ギタリスト)
仕事の音源も最近はドロップボックスやギガファイルなどのデータで送られてくる事が多いしね。


理沙(バンサポ編集長)
その方が助かります。。。


福田祐次(ギタリスト)
だからCDという媒体で作ってその費用を回収するという行為に必死になるのは嫌だったんだよね。
なのでCDのニーズがあるので作るけど少数生産。必要な分だけ作るよ、という形にした。


理沙(バンサポ編集長)
賛成!
CD聞く機械を持っていない問題は色々なところで言われているけど、その通りだし、
今の時代は音源は広告のはずなのにそれに8万円は高すぎるね。


福田祐次(ギタリスト)
まさにそうだね。
音源なら自分を推したい相手にメールでも送れるし、配信もできるし。
CDって凄い縛りが多いのにわざわざ高いお金を払ってそれを作る必要はないなと。


理沙(バンサポ編集長)
ぜひオリコンの推定売上ランキングを見て欲しい。アルバムランキング50位前後で1000枚くらいだからね。
だから、駆け出しの名前も知られていない段階で100枚売るってどういうことなのか。。。


福田祐次(ギタリスト)
なかなか難しいよね。


理沙(バンサポ編集長)
でもね、大事なのはリサーチしたところだと思うなぁ。
時代はCDで買わない人が多いのは間違いないけど、それ以上にちゃんと自分のお客さんが求めていることを把握するってすごく大事だね。


福田祐次(ギタリスト)
確かにそうかもしれないけどそれって普通の事じゃないかな?
だって自分の作品を聴いてもらうのに買い手の事を調べないのってどうなのかな?
作品はアーティストのこだわりが必要だけど提供する方法ってそれと別だと思うな。


理沙(バンサポ編集長)
普通のことだよ(笑)
本来なら当たり前のこと!!


福田祐次(ギタリスト)
面白かったのは意外にCDが好きだって人は一定数いてね。
パッケージとしてジャケットや帯なども含めて買いたいという人もいて。

その気持ちはCD世代の僕も凄く分かるし、開けてワクワク歌詞カードを開いたりとかあの気持ちは分かるんだけど、

でもそういう人も実際に音楽聴くのはスマホだったところかな(^^;



CD、いっぱい買ったなぁ。


理沙(バンサポ編集長)
すごいわかる。
でも、それなら歌詞とかクレジットが書いてあるブックレットみたいなの作るのでも良さそう。。。笑


福田祐次(ギタリスト)
ブックレットはいい案だね。本も好きな人は買うからアーティストのこだわり集みたいなのは面白そう。


理沙(バンサポ編集長)
つまり、本質的にはグッズとしてCDを欲しい的な気持ちがあるわけだからね。


福田祐次(ギタリスト)
そうそう。好きなアーティストのグッズは欲しいと。


福田祐次(ギタリスト)
あと、今の話とは少し違うけど、アーティストの事を調べたい時はすぐググっちゃう。
それもネット上に用意しておけばいつでも調べられるし、見れるよね。
出先で「あれ?誰がこの曲ギター弾いてるんだろ?」ってなってもCDだと家に帰らないと調べられないでしょ。


理沙(バンサポ編集長)
あー、家に帰ってからしか見れないってのはもどかしいなぁ。


福田祐次(ギタリスト)
ね。すぐ調べられるというところでネットに上げておくのでも良いかと。

まとめ

理沙(バンサポ編集長)
これだけの話でも、CDにこだわる必要ってなさそうで、やり方はまだまだ色々あるってことがわかったね。


福田祐次(ギタリスト)
そうだね!
・音源を作るだけで終わらない
・自分達のお客さんのニーズに合ったことをやる

だね!

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バンサポ編集部
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